人口の3.5％の人が動けば社会を変ることができる。ー
　ハーバード大学の政治学者、エリカ・チェノウェスが20世紀のさまざまな革命、抗議行動を調査したところ人口の3.5%以上が関与する抗議行動は必ず何らかの変化を生んでいるという結果がでました。彼女は2000年代からこの研究をしており、非暴力的な抗議運動は武力紛争の２倍の確率で成功しているという結果も出ています。
　100人のうち、運動に４人が参加すれば、世界が変わると思えば、自分が気になっている社会課題の解決に向けて行動してみようかなと思いませんか？

　一方で、この3.5％ルールは、体制の転覆、侵攻軍への抵抗、分離独立などの目的を持った1900年から2006年までに起こった世界各地の323の非暴力的運動を調査した結果に計算された数字なので、この理論をそのまま現代の民主国家の社会運動に当てはめることはできないという声もあります。

いろんな人が少しづつ関わって変えられてきた世界。今の社会をつくったのは権力者だけでなく民衆でもあります。例え微力にしかならないと思えても、あなたの意志を行動に移してみませんか？