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It's up to us

Creator:

SINA

Year:

23/8/14

Language:

JPN

先月国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が第6次評価報告書(AR6)を発表しました。今回は「地球温暖化は人間の活動によるものである」と今までの報告書よりも強く断定されました。現在の地球平均気温は1850〜1900年と比べて約+1.1°。過去5年間の気温は1850年以降、最も高かったと報告されています。また、1990年以降に起きた氷河の後退と北極海の解氷減少の90%は人間の影響で、2050年までに少なくとも一回はほとんど海氷がない状態になるともありました。
未来について、どのシナリオでも2040年までに、1.5°を突破してしまうことが予想されています。今の政策では、1.5°はおろか、2.0°でさえも今世紀中に突破してしまうとの予想が出ています。また、2100年までに海面水位が2m上昇する、つまり世界中ほとんどの沿岸部が浸水し、数百万人の生活が脅かされる可能性も「排除できない」とされました。

IPCCは過去のデータ、現在の状況、未来の予想を科学的に報告するだけで、特定の政策の提案はしません。つまり、事実と予想できることだけを示す「超中立」な機関です。
また、報告書の内容は各政府の代表によって一文一文確認されています。
2015年にはIPCCの報告を踏まえてあの「1.5℃努力目標」を設定したパリ協定が結ばれました。
彼らの報告書をどう読み取るか、またこれからどう行動するのか、そしてその行動によってどの予想を本当の未来にするのかは、まさに
IT'S UP TO US
なのです。

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第6次評価報告書HP(英語)

そもそもIPCCって何?

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