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執筆者の写真SINA

ミネソタ州ミネアポリスの美術館レポート

こんにちは。去年の9月からアメリカ・ミネソタ州の公立高校に留学しているSINAです。

先月2月の4連休をつかって、ホストマザーとルームメイトとミネソタ州の州都であるミネアポリスに小旅行をしてきました。そこで、私がずっと行きたかった美術館を訪れることができたので、レポートします。今回は Walker Art Center と Minneapolis Institute of Art を訪れました。

Spoonbridge and Cherry, Claes Oldenburg and Coosje van Bruggen
 
Walker Art Center

はじめに訪れたのは、Walker Art Center 。1879年に、Thomas Barlow Walker が自身の自宅でアートギャラリーを公開したことから始まった、今は主に現代のテンポラリーアートを取り扱う美術館です。上の写真のさくらんぼとスプーンの作品はこの美術館前の公園、Minneapolis Sculpture Garden のにあります。


walker art museum admisson

18歳以下の入館料はなんと、無料。


工夫された配置で、ワクワクしながら見回ることができます。


walker art museum

こんな感じで、いろんなアーティストの作品が飾られている壁がちょくちょくあって、大昔のアートギャラリーだったころの面影をちょっと残しているのかなとか思いながら見ていました。


美術館の展示の仕方やデザインも、周りの作品と調和し、引き立てているようです。


Untitled [Private Broadcast], Károly Hopp-Halász

1974年の作品ですが、時代と共に受け取れるメッセージが変わってくるのかなと思った作品。2024年を生きる私にとっては、スクリーンの向こう側と現実世界の境界線がわからなくなっている状態に見えました。


Andrzej Urbanowicz, 'Jezioro Ducha (Spirit Lake)'

黒に塗ってみろという文字が挑発にも見えるカラフルな作品。


NO WORDS , Ta-coumba T. Aiken

髪に描き込まれた数々の顔が、祖先や歴史を思わせる、力強い作品。


 
Minneapolis Institute of Art

お次は、Minneapolis Institute of artに行ってきました。"Inspiring wonder through the power of art"をビジョンにしていて、とても古いものから新しいものまでいろんな国や地域の作品を展示していました。とても大きな美術館で、1時間半で全部の作品を見ることは到底できませんでした。

flag of minnesota institute of art

Free admission. Everyone is welcome. Always. の旗どうり、入館料無料です。


アジアのコーナー。アメリカで見るこの門は斬新な一方で、日本のお寺などで聞いた、海外に売られてしまった仏像さんの話を思い出して複雑な気持ちになりました。


外国の目線から日本を見るのは、いつもちょっと面白いです。


Wave cycle, Kako Katsumi & Flower15, Tashima Etsuko

現代日本の陶芸作品もあります。



ヨーロッパの絵画…よく見たら複製のものも多かったです。


Standing Rock 2016, Jim Denomie
Standing Rock 2016, Jim Denomie

美術館全部の中で1番衝撃的だった作品。一つ一つのモチーフ、キャラクターに意味が込められていて、丁寧だけど強く表現されています。Jim Denomieの作品は目を背けたくなるものもありましたが、これが現実なのだと思うととても虚しくて、胸を掴まれるような思いでした。

改めてアートの力とアートが社会の問題を訴えることができると実感できました。


WHAT WE WANT IS FREE, 2020 Jeffrey Gibson

ポスターのインスピレーションになるような作品も沢山ありました。


THE FUTURE REMAINS UNWRITTEN, Piotr Szyhalski

以上、ミネアポリスの美術館巡りレポートでした!ここで得たインスピレーションで今後のポスター作り頑張ります!






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