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執筆者の写真SINA

アメリカ高校留学・前期を終えて

更新日:3月9日

 留学開始時には、1ヵ月に一度、せめて2ヵ月に一度は報告ブログを書く予定だったのですが、何故かあっというまに留学期間の折り返し地点にきてしまいました。前回の報告からの間が空きすぎて、何から始めたらいいのか分かりませんが、今回は、トビタテについてと実際の活動内容、前期の学校の授業について話したいと思います。

 

 まず、トビタテとは、日本の文部科学省が官民共同で行っている、留学促進キャンペーンです。留学でだだ語学を学ぶだけでなく、自分の興味・関心・個性を追求する高校生、大学生を繋げ、支援しているプログラムです。ありがたい事に私もトビタテ生として今回の留学をしています。トビタテについてもっと詳しく、知りたい方はトビタテのホームページを確認してください!

 私のトビタテのタイトルは、「湖の国滋賀県の高校生が灰色の水のある場所ミネソタ州で育てる未来の社会派アートコミュニティー」です。タイトルは、場所の理由付けがだいぶ酷いですが、要は留学先でもTheWEの活動を頑張ります!という話です。今回、トビタテのサポートを受けて留学するにあたって掲げた目標は、TheWEのリーダーとしての成長とThe WEグループとしての成長の二つ。長期留学の上、現地がどのような環境か全く分からず上手く計画が立てられなかった為、出発前は、正直しっかり目標達成ができるか不安でした。


アメリカ高校留学

留学先はアメリカ・ミネソタ州南部の公立高校。私は、最高学年の高校三年生にあたる、senior学年にはいりました。基本8教科授業を取ることができて、月・火・金曜日は8時間・45分授業、水曜日は奇数時間目・90分授業、木曜日は偶数時間目・90分需要授業というなんとも不思議なスケジュールで進みます。私の場合、前期は、Economics, Algebra, Leadership Development, English 12, US Government, Choir 11/12, Drawing, College Biology をとりました。Drawing でアートスキルを伸ばしたり、Leadership Development で、チームでアクティブに活動するにはどうしたらいいのかなどを学ぶことができました。この授業では、リーダーの定義が「影響力を持つ人」で、リーダーはポジションではなく積極的な参加によってなるものでした。

さらにこの学校では卒業するために必須で、Eagle Achivement といって社会問題解決に向けて生徒がそれぞれ、プロジェクトを考案し取り組むというプログラムがあります。地域や学校のサポートを受けられるこの絶好のチャンス、The WEのプロジェクトを実施する他はありません!前期の間は English 12 にて、自分が取り組みたい社会問題と解決策について英語での論文を書く課題が課されました。わたしは、国際的な社会問題への関心・認知度についてとそれらの問題へのアートによるアプローチについて書きました。当たり前ですが、英語で調べると日本語で調べるより沢山情報がでてきてちょっぴり情報格差を感じました。でもだからこそこのような活動をすることに意味があるのかなとも。


 他の生徒たちは、地域の貧困や、メンタルヘルス、スポーツに関するものなど、それぞれ興味のあるものをテーマに取り組みを開始しています。ここは人口4千人の小さな町ですが、地域の人たちは高校生の活動にとても協力的で、スーパーでの募金に協力したり、ワークショップに参加してくれたりしています。私も帰国したら、ここで見たものを参考に地域と協力して活動していけるように考え中です。


scrach art bird

 振り返ってみると、前期は、リーダーシップの授業や美術、現地の人との関わりを通してリーダーとしての成長ができたと思います。後期はグループとしての成長を目指して、新メンバーを迎える準備や実際のプロジェクトのどを実行していきたいです。




 公費留学なので、留学先の州や学校は選べなかったのですが、今はここに来れてラッキーだったなと思っています。田舎の方なので、自分の先入観で、保守派が多いのだろうな、否定されないかなとビビりまくっていましたが、一旦話してみることが大事なようです。

今でさえ、無駄な想像をしてビビって行動できない事がちょくちょくあります。でも、一つずつ丁寧に取り組むことで克服していきたいです。



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