2023年4月27日、SINAが高校の東京研修のフィールドワークで認定特定非営利活動法人FoE Japanを訪問&インタビューさせて頂きました!
FoE Japanは、気候科学にとどまらず、人権と気候正義分野でも活躍する国際環境NGO。グローバルサウスに対する不平等や、今の社会のシステムにフォーカスし、声を上げています。私はFoEさんが発行したパンフレットで初めてClimate Justice(気候正義)という言葉を知りました。
今回インタビューに答えて下さったのは、開発金融と環境キャンペーナーの長田大輝さん。世界中にFoE Internationalのメンバー団体がある中、日本支部だからこそできることについて、1番は原子力発電の反対運動に取り組むことであると答えてくださいました。また、日本は化石燃料にもたくさん投資していて、さらにCO2を多く出す事業をアジアで推進している、だからやるべきことは他の国よりもたくさんあると語っていました。
NGOとして活動する理由として、「利益を追い求めることよりも大事な事がある。今のビジネス(資本主義)は、地球の資源を使って商品を作ってお金と交換する。常に誰かと競争して成長していかないといけない状態。でも、NGOは全く違うサイクルにいる。」長田さんは、自分の価値観を曲げてまで、ビジネス社会で働きたくはないと気づいたそうです。
アートは社会にどんな影響を与えることができると思うかについて長田さんに伺いました。「個人の意見だが、現代美術は社会を批判するという特徴があると思う。アートを通して、興味ない人に知ってもらうことができ、ムーブメントのきっかけにもなることができるのではないだろうか。」私は長田さんの言葉を聞いて、ムーブメントのきっかけや加速力になるようなポスターを描いていきたいと思いました!
事務所はアットホームでフレンドリーな空間でした。
最後に日々の活動の原動力について聞いてみました。私達のすぐ隣で仕事をしていた吉田明子さんは、「社会は変わらないわけではない。そこに関われることにやりがいを感じる。」と語っていました。長田さんは、学ぶことが好きで、仕事が学ぶことであり、しかも興味があることなので楽しいと答えていました。
今回は有意義な時間と美味しい栗をありがとうございました!!
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